「ブランディング」は「ブランドコンセプト」を作ること。
そして「ブランドコンセプト」とは、「お客様を笑顔にするための作る”設計図”」であることをお話ししました。
詳しくは、
Blog > ブランディングとは何か? をご参照ください。では「ブランドコンセプト」はどんな要素で構成されているのでしょう?
それは次の4つです。
③マーケット特性・ベンチマーク市場には、あなたのブランドだけが存在するわけではありません。
そのほかにも多くの似たカテゴリの商品がたくさんあります。
お客様から見れば、どれも同じように見えるかもしれません。
その中で、他との圧倒的な違いや優位性をアピールする商品・サービスに仕上げ、それをお客様に瞬時に伝える必要があります。
そのためには戦う「環境」と「敵の性質」を知らなければなりません。
市場環境とコンペティタ(競合する他のブランド)を徹底分析することで、どのような市場環境で、コンペティタがどのような商品・サービスを展開しているか、などを知ることができます。
そして、USPにさらに磨きをかけ、お客様により多くのベネフィットを提供できる、刺さる商品・サービスを提供することができるようになります。
④ブランドが持つストーリー経済が成熟期を迎えた市場には、品質や性能が高いレベルで完成された商品やサービスが溢れています。
そのため、商品やサービスそのもので他社との違いや優位性を表現することはとても難しい環境にあります。
そして、"買う理由がない" 商品・サービスが売れないのと同様に、この世に存在する意義がない企業やブランドに、お客様は見向きもしません。
そこで、ブランドそのものがこの世に存在する理由を明確に打ち出し、ブランドが持つストーリーをお客様に明確に伝える必要があります。
ストーリーは、
・ブランド設立時の熱い想いは何か?
・ビジネスを通じてどんな世の中を目指すのか?
・どのように社会貢献していくのか?<
・ビジネスに対するモチベーションは何か?
といった視点から、お客様からの共感を得られる内容に仕上げていきます。
お客様は、商品・サービスそのものよりも、このストーリーに共感できるかどうかどうかでブランドの価値を判断します。
特にSDGs(持続可能な開発目標)が広がりを見せる中、自社の利益のためではなく、社会の利益に貢献するという利他的な方針に注目が集まります。
そのため、世界中が注目するサスティナブル(持続可能)な社会を目指す取り組みは、ストーリーを作る上で欠かすことのできない要素になっているのです。
お客様から共感を得られるブランドビジネスを構築するために、これらの要素を明確にした「ブランドコンセプト」の構築が不可欠であることをお分かりいただけたと思います。
●まとめブランドコンセプトを構成する要素
・USP (Unique Selling Proposition)
・ ターゲットニーズ
・ マーケット特性・コンペティタ
・ ブランドが持つストーリー
商品・サービスそのもので差別化できない今の価値観の中では、④ストーリーが重要度を増している。
特にお客様の共感を得るためには、サスティナビリティや社会貢献など、利他的な視点を持つことが重要。
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