作者

Sumiko Ikemi

日付

2015/08/14

カテゴリー

ブランド立上げ

タグ

ブランド戦略

アパレルブランドを成功させるために必要な視点がある。 そこを常に見据えることで、あらゆる行動を迷いなく決めることができる。 しかし、通常業務の中では、さまざまな要素が複雑に絡み合い、何を優先すればいいかわからなくなることはたびたびある。 そんな迷路に迷い込んだときこそ、この視点に立ち返って、迷いを払拭してほしい。




アパレルブランドの目標設定


成功のための視点にたどり着く前に、アパレルブランドとしての目標設定について考えてみよう。


まずこのビジネスがどこを目指すのか?を明確にしたい。
アパレルブランドをスタートさせるとき、どんな目標設定をするだろう。

–売上規模を大きくする
–利益率を高くする
-長い期間、人気のあるブランドにする

こんな目標を立てがちだ。


定量面なら、ここに具体的な数値をいれれば目標設定になる。
しかし、これだけでは地雷を踏むことになる。
なぜなら、「儲かるなら」「人気がでるなら」何をやってもよいということになり、ブランドコンセプトがぼやけるからだ。


つまり定性面での目標設定、ブランドコンセプト上のゴールが重要になる。


そもそもブランドビジネスには

①ブランド(発信側)
②顧客(受信側)

の2者が必ず存在する。


①ブランド(発信側)は、ブランドがもつメッセージをさまざまな形で顧客に発信する。
②顧客(受信側)は、そのメッセージに共感し、ブランドのファンになり、ブランドの商品を買う。


簡単に言えばこれがブランドビジネスだ。



▪︎ブランドとは何か?


ここで、ブランドとは何か?を改めて確認しておこう。
何通りもの表現がなされていて、解釈に迷うこともあるかと思うので、一度 整理してみる必要がある。



Wikipediaによれば、

ブランド(英: brand)とは、
ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。
当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の
接触点(タッチポイントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスの
あらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども
加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。


言い当てているが、正直分かりにくい。
わかりやすく言えば、

・他と区別するための概念
・ブランド(発信側)と顧客(受信側)が接することによって、顧客(受信側)がもつイメージ


つまり、ブランド側がどう考えているか?はどうでもよくて、顧客がどう思っているか?がすべてだということになる。



成功のためのたった1つの視点


アパレルブランドの成功のために、最もフォーカスすべきポイントは、まさしくここだ!


顧客は、その商品を手にすることで、気持ちが明るくなる。
笑顔がこぼれるようなうれしい気持ちになる。
その商品を身につけたときを想像してウキウキした気持ちになる。
だから、その商品を買う。


ブランドコンセプト上のゴールは、まさに、顧客を笑顔にすること。

顧客が笑顔になるようなブランドイメージを作り、商品を開発し、メッセージを伝える。
すべてはこのゴールを見据えて行動すればよい。


考えてみてほしい。好きになった女の子を振り向かせ、ニコッと笑ってもらうために、若い男の子はどんな努力をするだろう。


このビジネスは、その心理と非常に近いところにある。
このような目標設定は意外と後回しにされがちだが、どんなビジネスでも顧客を喜ばせることからスタートする。
唯一、この視点にフォーカスして、あらゆる戦略や戦術を組み合わせていけば、
必ずブランドビジネスは成功する。



次に、誰を笑顔にするかにフォーカスしていこう。
ターゲットが、どんなことに興味をもち、どんなメディアを好んで使い、どんな一日の行動形態なのか。
顧客の人物像を明確にすることで、次にとるべき行動が決まってくるのだ。