

2020/03/28
[デザイン] サイエンスとアート
「サイエンス」と「アート」という概念のお話です。
STEAMという教育スタイルがあります。
STEAMとは、
- 科学 Science
- 技術 Technology
- 工学 Engineering
- 芸術 Art
- 数学 Mathematics
の頭文字をとったもので、アメリカで開発された教育システムです。
「STEAM」は、先んじて作られた
「STEM(ステム)」(=科学・技術・工学・数学といった「サイエンス」を重視した教育)に
右脳活性化による創造性を養う「アート」を加えることで
- 現実の問題を解決に導く力
- 今までにないものを創造する力
が育まれるとされ、世界中に広がっています。
実は「STEAM」も既に新たなフェーズに入っています。
ロジカル思考を育む「ロボティクス(Robotics)」という要素が加わることで、
“STREAM”というしくみへと進化しているのです。
教育の世界も進化が止まらず、日本はついていけているのでしょうか…。
いづれにしてもです。
「サイエンス」、つまり科学・技術・工学・数学など、「体系化された理論」によって構築されているしくみは、
進化が著しい「AI」に置き換えることができるということは、容易に想像することができます。
であるならば、人間にしかできないことは何か?を考えなくてはなりません。
そしてそれは、「新しい価値を創造すること」に他ならない。
「AI」は過去のことはできても、未来を作り出すことはできない。
しかも人間の感性に刺さるものを創造することは、人間にしかできないはず。
だからこそ、「アート」つまり右脳を活性化することで、創造性と課題解決の力を磨くことが重要だということになります。
「アート」「デザイン」という概念をビジネスから切り離して考えることは、
どうやら難しい時代になりつつあるようです。
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