

2015/03/30
[アパレル・マーケティング] あなたは服が「好き」ですか?
クリエイティブディレクターの池見です。
楽しさは楽しんでる人から伝わるものです。
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あなたは、なぜ服を扱う仕事をはじめたのでしょう?
少なからず、服への興味、あこがれ、「好き」という気持ちがあったからではないでしょうか。
私の場合、小さい頃、
母がよく服を作ってくれました。
かわいい刺繍が入ったスカートやブラウスが自慢でした。
小学生のとき、近所にグランジなお姉さんがいて、
それに憧れたのか、
母にベルボトムのジーンズをねだったことを覚えています。
少なからず子供の頃から服に興味があったんですね。
ちょっと見回しただけでも、お店にはたくさんの服がならんでいます。
もし、万が一!
あなたがこれらを、形の異なる石ころと同じだと思うのなら、
そんなあなたから服を買うお客様は決して幸せじゃない!って思うわけです。
もしそうなら、あなたが扱う商材は、服じゃなくてもいいですよね。
以前からお話ししているように、
「買う!」のきっかけは
『ココロが動くこと』。
ワクワクする気持ちを受け取ったとき、
その服を着たときのウキウキした気持ちがイメージができたとき、
お客様の「買う!」スイッチがオンになる。
伝える側が楽しいから
楽しさが伝わる。
作り手が楽しくなければ
楽しさが伝わるわけがない。
まず、あなたが楽しむこと。
服を作ること、自分たちが考えた服を世の中に出すこと、
その服を着たお客様がうれしそうに歩いていること。
そこに喜びを感じること。
決算もあるし、
目先の数字も、在庫のことも、
いろいろあるけど、
原点にもう一度立ち返ってみることも必要だと思うのです。
もう一度聞きます。
あなたは、服が好きですか?


