

2015/07/07
[アパレル・ブランド] ブームを文化に
クリエイティブディレクターの池見です。
なでしこ!良くやった!!
***
なでしこのW杯が終わりましたね。
決して恵まれているとは言えない環境でありながら、世界の頂点をかけて戦う姿。
カッコ良すぎます!
キャプテン・宮間選手が決勝前にこんな言葉を口にしました。
「ブーム」を「文化」に!
「ブーム」は一過性のもの。
「文化」は未来の世代まで受け継がれるもの。
一時だけ騒がれて、後は見向きもされなくなる。
なでしこを夢見てサッカーを始めた女の子たちにつらい思いをさせたくない…。
そんな気持ちが伝わってきました。
近い将来、女子サッカーが日本で文化として根付く。
パイオニアとして頑張ってきた選手や元選手を思い浮かべると、
そう願わずにいられません。
「ブーム」には波がある。
アパレル業界では「ブーム」の波に乗るのは当たり前なこと。
だってトレンド大事だし。
デニムが来て、次はチノがきて。その後はカラーパンツ…とか。
西海岸ブームが来たら、次に来るのはプレップ、その次はブリット…とか。
当然、西海岸が来たらサーフブランドが勢いづき、ブリットとなればハリスツイードが良く売れる。
そんな波は当然ある。
それにうまくのることが、うまく商売をすること。
それが正論のように語られてきた。
でも。
服を買わない。服が売れない。
そんな時代に、
一過性のブームを追いかけた服は魅力的か?!
ブランドの立ち位置こそが「文化」であるべきだと思う。
未来の世代まで受け継がれる『魂』のようなもの。それがブランドの立ち位置。
その立ち位置で、そのポリシーを、服に表現する。
そんなブランドがカッコ良く見える。
トレンドはその上にさらりと降りかけるもの。
軸足をもっていかれるものではない。
「ブーム」ではなく「文化」。
宮間選手のこの言葉に、
今のアパレル業界の進むべき方向を見た気がしました。
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